
ロカスト(THE LOCUST)にブラッド・ブラザーズ(BLOOD BROTHERS)、それにヤー・ヤー・ヤーズ(YEAH YEAH YEAHS)のメンバーなどを含む、ヒステリック・ハードコアのスーパープロジェクトという位置づけになるのだろう、HEAD WOUND CITYのデビューEPである。7曲で約9分という収録時間からして、その内容は推して知るべしといったところだ。サウンドの造型を簡単に述べれば、やはりロカストのJUSTIN PEARSONがやっているサム・ガールズ(SOME GIRLS)に、ブラッド・ブラザーズの甲高いヴォーカルが載っている、といった感じになると思う、つまり、ハイ・テンションでハイ・エナジーでトラッシュなロックン・ロールとしても機能している。が、しかし、こちらのほうがややジャンク度が高い。びりびりびりと痺れるエレクトリック・ノイズなどは、じつにロカストしている。しかしギターを担当しているのは、ヤー・ヤー・ヤーズとブラッド・ブラザーズの人たちなのであった。へえ、そうか。いわゆるサンディエゴまわり、というか、31Gレーベルのカラーに則ったフォーマットだといえば、ある種の予定調和として受け取れなくもないけれど、この痛快無比なパフォーマンスの前にあっては、そんなことどうでもいいじゃんね、と吐き捨てたくもなる。一瞬の芸。ポップさと刺し違えるアドレナリンの高まりさ加減には、頭を垂れたくなる勢いだ。
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