ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年05月29日
 From First to Last

 これは超高性能、もしくは超高機能的なエモっ気ラウド・ロックといって差し支えがないだろうね、のFROM FIRST TO LASTのサード・アルバム『FROM FIRST TO LAST』である。脱退したヴォーカルのかわりに、新任を迎えず、バックでヴォーカルをとるギターの1人がフロント・マンに回る、そのような体制の変化が、06年の前作『HEROIN』と本作とのあいだには生じているのだけれども、ともすればダメージになりかねない転機を、うまく、自分たちの成長、すなわち年齢や技術、音楽性のすべてにかかるといってもよいような成熟のアピールへと持っていっている。初期の、スピーディな演奏のなか、スクリームの勢いを借りて、カタルシスを、どかん、と炸裂させる手法は、『HEROIN』の時点で後退的になりはじめていたが、ここでの主体はもう完全に、伸びやかなメロディと適度に硬質な重低音のグルーヴであって、ダイナミックに盛り上がるべきところはダイナミックに展開し、抒情性でいけそうなところには際立った抒情性を盛り込み、ドラマティックに響き、なおかつコマーシャルにも聴こえるサウンドをつくり出している。もちろん、ラディカルであることをロック・ミュージックの大事とする評価からしたら、とくに先端を思わせる部分はないし、鳴らされるエモーションも人工的というかやや図式めいたきらいがある。それこそMETALLICAの『METALLICA』以降の、アメリカのメインストリームを洗練させていったら自然とこうなる、というような。だが、楽曲一個一個のクオリティは、まちがいなく、高く、十分なフックを持ち、それらの総和であるアルバムは、他の同系統と比べものにならないほどパワフルな魅力にあふれる。

 『HEROIN』について→こちら
 『DEAR DIARY,MY TEEN ANGST HAS A BODYCOUNT』について→こちら

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
この記事へのコメント
お久しぶり〜にコメントです。(ずっと以前にコメさせてもらいました)
ブログには毎日訪問してましたが、コメは、書くのも、読むのも、stopでしたが、・・・・・・・・
お久しぶりに、コメント書き込みさせて頂きます。
まずは、足跡を残しておきますね。ペチッ♪
Posted by あや at 2008年05月29日 21:34
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