ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年11月25日
 かつて『ヤングサンデー』の編集に携わり、そして元『九龍』編集長でもあった島田一志のマンガに関するレビューと、マンガ家へのインタビューをまとめたものである。『COMIC IS DEAD(コミック・イズ・デッド)』というのは、COMIC IS NOT DEADの逆説であったとして、いささか紋切り型に過ぎるけれども、中身、『九龍』誌などに掲載されたものを含めインタビュー部分は、なかなか読み応えがある。西島大介、大越孝太郎、佐々木こづえ、小玉有起、五十嵐大介の新録部分は、リアルタイムで貴重だと思うが、個人的には、浅田弘幸、田島昭宇、竹下堅次郎、長田悠幸、永福一成の再掲部分、こうした面子が一並びになると、なんとなく懐かしい気分になる。いわゆるマンガ表現におけるニュー・ウェーヴの影響を受けながら、それを消化しつつ、メインストリームからはやや外れたところで、90年代に活躍していた(もちろん今も活躍している)人たちであるからだ。そういった意味で、ロック・ミュージックでのグランジと同じようなものとして、僕の記憶にひっかっかっているのだろう。ちなみに、浅田が68年、田島が66年、竹下が74年、長田が75年、永福が65年の生まれになるのかな(どうやら島田は69年生であるようだ)。しかし、読みながらニヤニヤしてしまうのは、浅田や田島や長田に対して音楽の話題をふるあたりで、そういうところがやっぱこの人エラいなあ、と感心してしまう。小説や、その他の表現もそうであるように、もはやマンガはマンガだけで出来ているのではないのだ。そのような前提の問題である。ただし、レビュー面については、ちょっと納得のいかないところがないわけではなかった。表紙絵は浅田弘幸。

 ・関連
 『文藝別冊 田島昭宇 VS 浅田弘幸』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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