ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年11月23日
 Fielding

 奇を衒ったところのない、素朴な演奏と真っ直ぐなメロディが、とてもとても心地よいサウンドである。いわゆるエモというより、ギター・ポップ寄りのアメリカン・オルタナティヴといった感じだし、あるいはデス・キャブ・フォー・キューティー以降というタームで掴まえることができるかもしれない。ギターのアルペジオが、センシティヴな音色を揺らし、その放物線を追いかけるようにして、歌声は響き渡る。ヴォーカルの声質は、とくに個性的なものではないけれども、しかし微熱を孕んだトーンは印象的で、楽曲の起伏をうまくコントロールしつつ、おだやかな憂い顔をイメージさせる。それにあわせて、キーボードとストリングスを担当する女性メンバーが澄んだコーラスを重ねれば、複雑に絡まった感情の糸は、ゆるやかに解けてゆくようであった。5曲目「OK,ALRIGHT」とかの、そこはかとなく切なげな情景には、ほんとうに参る。それにしても、ここ最近のMILITIA GROUPは、いっけん地味で渋いんだけれど、しっかりと胸を打つような、そういう丁寧な作品作りが出来るアーティストの宝庫となっている。このFIELDINGも間違いなくその線で、たぶんレーベルが充実期に入っている証拠なのだろう。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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