ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年05月16日
 タイトル曲のほか、二人一組で各メンバーのソロ・ナンバーをわけて収めた3種類のヴァージョンを初回限定盤とする(タイトル曲のみの通常盤を含めれば4種類の同時リリースとなる)戦略をとったKAT-TUNのニュー・シングル『DON’T U EVER STOP』であるが、個人的には、赤西くんと田中くんの盤がフェイヴァリットである。理由は単純に、他の2枚にくらべ、激しめの内容になっていると感じられるからだった。打ち込みのダンサブルなトラックに、全編自作の英語詞をのせた赤西くんの「LOVEJUICE」にしても、ヘヴィ・メタリックなギターが響き、田舎の不良くさい歌詞をがなる田中くんの「PARASITE」にしても、どこかアメリカのロック・バンドLINKIN PARKっぽいところがあって、そのへんに、現在ジャニーズ系のなかでもっともミクスチャーな方向性をゆくKAT-TUNの、音楽面における背骨のようなものが透けて見える。メインである「DON’T U EVER STOP」に関しても同様に、彼ら二人の貢献はおおきく、赤西くんのセクシーなヴォーカルと田中くんのワイルドなラップがなければ、おそらく、ここまでの仕上がりにはならなかっただろう。あるいは逆に、彼ら二人の存在を前提につくられた楽曲である可能性が高い。いや、だからといって六人のバランスが崩れているというのではない、むしろ、彼ら二人が自分たちの役割をしっかりとこなし、それがKAT-TUNというグループに固有なアクセントとして機能することで、今までに発表されたどの楽曲より、もしかすると、この六人による本来的なバランスの効果、魅力の備わっているかもしれない印象を受ける。踊りながら歌うことを目的視したかのような曲調はセカンド・シグナル「SIGNAL」の路線に近しいといえるだろうか。しかしアグレッシヴなスタイルのギターをフィーチャーし、重低音がびんびん轟くサウンドは、ここ数作のシングルの延長線であるふうにも思える。そうした鳴り自体の触感や、裏切りの街角に生きる俺と君という、SPINが提供した歌詞も含め、グラマラスなバッド・ボーイのイメージにあふれている。コンセプト的にははまっている気がするので、6月発表予定のサード・アルバムに、この曲も入れて欲しかったな。

 「LIPS」について→こちら
 「喜びの歌」について→こちら
 『Cartoon KAT-TUN II You』について→こちら
 『Live of KAT-TUN “Real Face”』DVDについて→こちら
 「REAL FACE」について→こちら
posted by もりた | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
この記事へのコメント
初めまして。
もりたさんの深い洞察力にいつも惚れ惚れしながら拝読しています。読書のページきっかけで参り、色んな記事を読ませていただいています。大好きです。
ところで
>セカンド・シグナル「SIGNAL」
シグナルになっています(笑)
初めてがこんなコメントで申し訳ありません。
直していただきたいわけではなく
あまりにも楽しい間違いであったもので
どうしてもお伝えしたく。本当にすみません。
Posted by 藍 at 2008年05月22日 16:12
藍さん、コメントありがとうございます。

あ、ほんとうだ。誤字しちゃってますね。少々考えましたが、せっかくコメントいただいたので、直さず残しておきます。
と、気をつけているつもりでも、こんなふうにしばしば下手くそな文章を書いてしまうことがありますが、それでも飽きちゃうまでは当ブログを読んでくださると、うれしいです。
Posted by もりた at 2008年05月23日 18:27
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