ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年03月27日
 付き合う以前に、お互いを信じられなかった者同士は、結局、付き合ってからもお互いを信じることができない、というのが、田島みみの『学校のおじかん』13巻に含まれている教訓である。いやいや。今やけっこうな長篇になりつつあるのに、わたしを信じて、だめだ信じられないね、でもやっぱり好きだから信じる、おれを信じろ、だめ信じられない、でもやっぱり好きだから信じる、これだけを延々と繰り返している内容の薄っぺらさは、驚愕に値する。いろいろな困難を乗り越え(じっさいには乗り越えていないんだが)、ようやく恋人関係になった陸とマキであったが、さすが頭の悪いところがお似合いのカップルだといえよう、ワキの登場人物のひとりが〈何やってんのアンタ達! いつの間につきあって別れてって早すぎるよ!!〉と驚くぐらいの猛スピードで、破局してしまう。そして、それぞれべつの異性からアプローチされ、ちょっとは気のあるふりをするのだけれど、しかし、陸はマキに、マキは陸に、未練たらたらなのであった。これが、ここでのおおまかな筋で、ひとりよがりの馬鹿には恋愛をさせてはいけない、そういう見本のような話になってしまっている。たぶん、作者は、ヒロインたちの脳の足りなさを不器用さだというふうに読ませたいのだろうが、はじまったばかりの物語ではないのだから、もうすこし成長を描いてくれないと、まずい、説得力が欠ける。

 12巻について→こちら
 9巻について→こちら
 5巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(08年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック