ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年10月27日
エメラルド

 沙村広明のかっこいい西部劇。『月刊アフタヌーン』12月号掲載の読みきり。わ、おもしろい。多額の借金を賭けて、金貸しとのゲームに臨む少女。伝説のガンマンを雇うため、彼にゲームを持ちかける謎の女。二人の女、ふたつのゲームが一点で交わるとき、たくさんの人間が死ぬ。ほんとうに沙村は、ひとりの登場人物に比重を占めさせるのではなくて、まるで群像劇のように物語を構成するのがうまい。ただ『無限の住人』ぐらい複雑になってくると、読み手であるこっちが追いついていけないというのはあるけれども、これは小品であるがゆえに、ぐぐっとした奥行きをばっちり感じとれる。欄外のコメントから察するに、タイトルは、シン・リジィのナンバーからとられていて、あーなるほど、ツイン・リードの響きのような、そういう鮮烈さが描かれているのかもしれない。シン・リジィのアルバム『ジェイルブレイク』が、BGMとしてぴったりである。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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