ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年03月16日
 When Dreams Become Reality

 米カリフォルニア州サンディエゴ出身のトリオ、THIEVES & LIARSのファースト・アルバム『WHEN DREAMS BECOME REALITY』の輸入盤パッケージに貼られたステッカーには、LED ZEPPELINとPINK FLOYDとAC / DCの名前が引き合いに出されていて、聴く前は、まあ要するにレトロスペクティヴなハード・ロックなんだろうな、にしたってゼッペリンとフロイドとAC / DCが一緒くたってどういうもんかよ、と訝しげであったのだが、じっさいそのサウンドを耳にしてみると、言わんとしていることは何となくわかる、というか、1曲目「THE DREAM」におけるサイケデリックでスケールの大きな叙情は、たしかにPINK FLOYDを思わせなくもなく、2曲目「BETRAYED BY BLOOD」の攻撃的なイントロに叫ぶふうな歌声が入り、そこからダイナミックなうねりへと発展していくあたりは、LED ZEPPELINに由来するものであろうし、ソリッドなギターのリフを主体として、ブギーに近しいノリで進行する3曲目「ROAD TO NOWHERE」は、なるほどAC / DCを彷彿とさせるところがある。ただし、そのまんま、というのではなくて、一個の楽曲のなかに、それら以外のさまざまな、おそらくはDEEP PURPLEやらWHITE SNAKEやらKISSやらTHIN LIZZYやらエトセトラエトセトラからの、つまりは古典であるかのようなアーティストのニュアンスがミックスされており、そういった処理を実行するさいのアレンジ能力、センスが、個性や実力、存在感として加算されるタイプのバンドであって、正直、今どき(だからこそ)珍しくはないスタイルだといえるけれども、けっこう長尺なナンバーが多く、6曲目の「ALONE」や7曲目の「FORGOTTEN」、ラストの「THE AUTHOR OF MY DREAM」などの、こういう、しみったれて過剰にドラマティックなバラードを真っ正面からやっているというのは、あんがい珍しい気がする。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
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