
KISS KISSという、この、サーズデイやマイ・ケミカル・ロマンスを輩出したことで知られるEYEBALL RECORDSの新人さんは、変である。5人編成であるが、どうやらシンセイサイザーとエレクトリック・ヴァイオリンが標準装備されているみたいで、遊園地のBGM調というか、三文貴族の舞踏会を思わせるサウンドは、ロウ・ファイな宅録ポップスを、あえてバンド編成で再現したようでもあるし、ウィーンとミスター・バングルのユーモアと変態さ加減を、適当に薄めつつ、ミックスしながら、ゆるい、チープなセンを狙ったようでもある。とはいえ、ヴォーカルは、ときおり今様のエモ風に力んでおり、それにあわせて進行が、ドラマチックになったり、メロウにしなるあたりのミス・マッチ具合が、ちょっと、独特なのであった。発想自体は、おもしろい、と思う。ただし、この5曲入りEPからは、それ以上の具体的なヴィジョンは見えてこないし、吸引力が若干弱めなのであって、どうなんだろう、はったり以上のものを持ち合わせているのかしら、本格的な評価は、アルバムが出るまで保留といった感じかなあ。
バンドのMY SPACE→こちら(音出ます)
