ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年02月11日
 幕間、最初に登場したCHURCH OF MISERYの轟きっぷりに耳が、きぃん、となっていると、人の良さそうな兄ちゃんたちが機材のセッティングをはじめる。よくよく見るまでもなく、スウェーデンからやって来たWITCHCRAFTのメンバーたち自身である。想像していた以上に平均的なバンド・マンという印象だったので、これ、ライヴになると雰囲気が変わるのかな、と思っていたのだが、じっさいステージに再登場し、さあ演奏するぞという段になっても、リラックスした様子で、のんびり、とてもオーラというものを感じさせない。音響のほうも、CHURCH OF MISERYに比べると、線が細く、薄い。が、しかし、あら、と拍子抜けしたのは、ほんのわずかのあいだだけであった。かっこうよく映えるギターのリフとダイナミックに繰り出されるリズムとが相まって、レトロスペクティヴでシンプルきわまりない楽曲のなかに、濃厚なグルーヴをつくってゆく。それはそれは、スタジオ作品で聴かれるよりもはるかに、あるいはスタジオ作品からは予測できないほどに、熱くたぎり、激しくうなっている。ああ、こりゃあさすがに興奮すらあ。とにもかくにも、抗えないカタルシスがフル出力されていた。そうしたわけで、ハード・ロック的に展開するセカンド・アルバムやサイケデリックな色合いがつよいサード・アルバムのナンバーを配した前半の時点で、かなりめろめろにさせられたのであったが、後半に入り、ドゥームの形容が似つかわしく重度の音圧を要するファースト・アルバムよりのナンバーが披露されてからが、さらに感極まったな。そのうち、なぜかピース・サインを繰り返しつつ変な顔をしながらうたうマグナスのパフォーマンスも、やたら魅力的に見えてきて、まさか、ここまで引きずり込まれることになろうとは思わなかったぜ、というやつである。長髪で顔がまったく隠れたままギターをプレイするジョンの立ち姿も、なかなかに決まっていた。開場開演の時間が30分ほど遅れたりしたのにはすこしまいったし、会場の入りもややすくないような気がしたのは残念であったけれども(まあ適度に体を動かせるスペースがあったのはありがたかったが)、いやいや、すばらしく内容の良いものを観られた、とだけは断言しておきたい。

 『THE ALCHEMIST』について→こちら
 『FIREWOOD』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
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