ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年02月08日
 reignofkindo.jpg

 元THIS DAY & AGEのメンバーによって構成されている、という前知識しか持っていなかったため、THE REIGN OF KINDOのデビューEPを聴き、途端にびっくりとする。いや、まあ、たしかにありうる範囲内のアプローチだとは思われるのだけれど、あの叙情とはだいぶ印象の異なった方向性へと分岐しているからであった。ジャズという単語によって想像されるとおりの演奏に、エモという単語によって想像されるとおりのメロディが乗る、単純な話、そういうスタイルのサウンドで、たとえば折衷のポイントを調整し、両者を掛け合わせるというよりも、それぞれをそのままの印象で、何も削らず、大胆にミックスしてしまったかのようなスタイルは、田舎のださい人間にしてみたら、おしゃれカフェに似合いそうでもある、都会的なポップスにさえ聴こえる。ピアノを基調にして組み立てられた楽曲は、適度にリラックスしており、強と弱とのあいだを細かに行きつ戻りつするバッキングが、躍動の彩りを、そこに加えてゆく。とにかく、やわらかに跳ねるリズム、これである。そのなかに、今日的なアコースティックの系ともプログレッシヴの系とも一致しない、際立って鮮やかな表情がうかがえる。ここに収録されている6曲のうちでは、アップ・テンポな4曲目の「JUST WAIT」がとくにフェイヴァリットなのだが、FLAMING LIPSのナンバーを取り上げた5曲目の「DO YOU REALIZE」も、きわめて忠実にカヴァーされていながら、原曲とはまた違ったニュアンスの素朴さを見せてくれるところに、このバンドの持ち味が発揮されている。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら

 THIS DAY & AGE『THE BELL AND THE HAMMER』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック