ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年10月16日
 『愛してるぜベイベ★★』をズルいぜベイベと思うのは、ゆずゆ(5歳)が猛烈に可愛いのと結平(17歳)がモテモテのくせしてものすごくイイ奴だからだ。仲睦まじいふたりの姿を見られるだけで十分に読む価値がある。言い換えれば、キャラクターの魅力にマンガ全体がリードされているということだ。なので、細かい部分ではいくつか難点がある。たとえば、この6巻で引っかかったのは、結平の彼女が妊娠している(かもしれない)ことを知った友人の〈なんでろ…うちらの歳って一発殴られなきゃ現実に気づけないの〉という台詞で、これ、流れでいうと、わりとシビアな意味を持っているんだけれど、僕などはここにもなにか甘えがあるような感じを受ける。まあ少女マンガにおけるセックス(性交)の低年齢化(現実世界でも低年齢化してるのかもしれないが、そこいらのことはよくわからない)についてあーだこーだいうつもりはないけれど、せめて避妊ぐらいはちゃんとして欲しいと思うし、完璧な避妊などないというのであれば、やはり、すこしばかり浅はかなのではないか。もちろん、その浅はかさに関して先の台詞は言われているわけだが、どこかやり直しがきくというようなヌルさ、あるいは、経験則でしか物事を考えないしたたかさを感じとってしまうのは、うわー僕がおっさんだからですか!いやいや、総じて『愛してるぜベイベ★★』で繰り広げられているのは、大人のいない未成熟な世界である。親父さんやお袋さんはちゃんと登場しているのだが、しかし、彼らは子供たちの未熟さを保護するためにのみ存在している。これは以前、笹生陽子の小説『ぼくは悪党になりたい』を読んだときの感覚に近しい。たとえば同じ子育てを扱っていても、羅川真里茂『赤ちゃんと僕』にはあったような、子供が子供であるがゆえに大人の社会で無力さを味わうというのが描かれないのは、やっぱり、この10年の間に日本人の自意識というものが大きく変わっちゃったからなんだと思う。と、難癖つけてみたけれど、僕はこのマンガ大好きですよ。次巻で完結なのが残念だ。
posted by もりた | Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ。
この記事へのコメント
昨日はお疲れさまでした。もっと寝てください(笑)。
Posted by 植木 at 2004年10月16日 13:04
お前に見習って、セットリストあっぷした→http://aboutagirl.seesaa.net/article/820681.html

まだ一睡もしてないぜベイベ。
Posted by もりた at 2004年10月16日 17:20
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