ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年10月14日
 Witness

 何気なく手に入れてみたら、あ、やばい、これ、すごくかっこういいかもしれない。モダン・ライフ・イズ・ウォー(MODERN LIFE IS WAR)のセカンド・アルバム『ウィットネス(WITNESS)』である。音像は、ひどく扇情的で真っ正直なハードコアって感じなのだけれども、勢いがある、破壊力がある。ドドドドドという暴走トラックのような、無軌道で、おっかない迫力が全体に付与されており、一聴、その気概に引き込まれる。巻き込まれる。呑み込まれてしまうのだった。制作にはコンヴァージのカート・バーロウが関わっており、ジャケットのアートワークも同じくコンヴァージのジェイコブ・バーノンが手がけているということだけれども、いや、エクストリームという観点から捉まえれば、ここで聴かれる音は、軽い。軽いのだが、しかし、そのパワフルなプレイに圧倒されてしまう。パンクはアティテュードだというが、それが見事に、サウンドに反映されている結果なのかもしれない。あ、もちろん軽いなどといっても、一般のレベルからすれば、十二分にヘヴィだ、ヘヴィだしアグレッシヴすぎるぐらいである。アヴァンギャルドであったり、トリッキーなところはなく、太く直線的な線でもって、鼓膜に突き刺さるような、怒りに似た感情の姿形を描く。リズム隊のアタックの強さと、じつに男くさいヴォーカルが、それを担う。怒濤という形容が似合う。反面、ギターの歪んだ閃きには、どこか切なげな、エクスタシーが宿っている。総体としては、バンド名どおり、近現代における闘争の、その陰として歴史に埋没する部分を、あますところなく表しているみたいだ。遡って、04年のデビュー作『マイ・ラヴ・マイ・ウェイ(MY LOVE MY WAY)』を聴いてみると、その時点ですでに、本作のスタイルやスタンスが確立されていることがわかった。強度はじょじょに増している。そうしてやがて、類型を打ち砕くハンマーのような存在になる可能性は、びしばしと感じられる。認める。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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