ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年10月14日
映画『華氏911』は観ていないし、観る気もない。観る気が起こらないからだ。これはマイケル・ムーアが『華氏911』を撮影するにあたってモチベーションを高めてくれたアーティストの音源と、あるいは『華氏911』にインスパイアされたアーティストの音源を集めた変則的なサウンド・トラックであるといえる。まあ内容を、一言でいうと、ものすごくアメリカン。僕がアメリカ人のアメリカ批判をものすごく退屈だと感じるのは、結局、そうした批判自体もまたアメリカ人の感性に則っているという気がするからなのだった。ラストに収められたジェフ・バックリィの「ハレルヤ」はなんとなく使い方を間違えている感じがする。万人に届かせようとして、だからうつくしく響いていたはずのものが、じつに現代アメリカ的な感覚に捻じ曲げられている。さて、注目のトラックは、このアルバムのために作られたザック・デ・ラ・ロッチャ(元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)のソロ・デビュー曲「ウィ・ウォント・イット・オール」だろう。トレント・レズナーがプロデュースに参加しているのだが、これがとてもカッコイイ。かなり燃えるナンバーに仕上がっている。けれどもさあ。これって、ザックからのインプットはどの程度なんだろうか。クレジットをみると、ソング・ライティングは彼の手によるものらしいが、リリックにそれほど特筆すべきものがあるわけでもなく、メロディやバックのトラックについては完全にトレント色である。うーん。ザックという人の才能で、これを語ると間違えちゃうのではないかな。
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