
ずいぶん前に注文したCDが、やあっと届いた。やっぱり北欧のマイナーなアーティストのものを手に入れるのは難儀だ。そのようなわけでスウェーデンの5人組SUNRIDEの、3枚目の作品となる『THE END JUSTIFIES THE MEANS』であるが、これがちょっと、変わった風貌の内容に仕上がっており、そのサウンドを的確な言葉で掴まえるのが容易ではない。とはいえ、べつに複雑なことをやっているというのではなくて、聴こえてくるものは、ひじょうにシンプルなギミックがないバンド体制の音である。楽曲のつくり、リフのパターン、ダイナミズムは、フー・マンチューあたりを参考にしたかのようなストーナー風であるけれども、音響が明るく、ギターのトーンがクリアーなため、全体のイメージとしては、オルタナがかった、現在スタンダードなアメリカン・ハード・ロックを想起させる。でもってヴォーカルのうたうメロディである。そこからはゴシック調の艶やかさを強く感じる。以前よりもさらに。ニュアンスとしては、69EYESに近しいのかもしれないが、もっとこう、断然に男臭い。そういった諸々の要素が、噛み合い、パワフルに、ドライヴしている。同じようなテンポのナンバーが並びながらも、けっして退屈しないという、ソング・ライティングのスキルも高い。突出した個性があるというのではないが、その存在自体が他に類をみない、独特な空気を持っている。
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