ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年01月10日
A SECOND FROM.jpg

 おそらくは無名だと思われるのだけれど、米ミネソタ州ミネアポリス出身のA SECOND FROM THE SURFACEというアーティストが、昨年リリースしたファースト・アルバム『THE STREETS HAVE EYES』は、なかなかにエキサイティングな作品であった。絶唱、爆音、速射連打されるドラムにいきりたった激情スタイルのハードコアは、今どき目新しくもなければ過激でもないだろう。が、しかし、ギザギザに尖った刃が鈍く光り、回転し、ときには地面をすり、あたっているところから破片を巻きあげ、そのままずって走るかのような勢いにさらわれ、身を奮わす。要するに、血が騒ぐのだ。その間、ごちゃごちゃ余計なことを考えずに済む。そこがいい。基本的には、楽曲の展開や構成に凝るタイプではなく、ストレートなフレーズを繰り返し、繰り返すなかに切迫感を生じさせ、それをテンションの昂ぶりに転じさせるタイプのサウンドである。トリオ編成ながらも、重たい音圧を掴み、乱暴に打ち振るい、怒濤のごとき様子を聴かせる。一気呵成に火をふくナンバーが多いから映えて感じられる、というのがあるのかもしれないが、地を這うと喩えるのが似つかわしいスローなリズムから、短い間合いでテンポ・アップし、ポイントごとに印象的なギターのストロークで求心力をつける4曲目の「SINCE I DON’T REMENBER」や、ツインのヴォーカルはうるさく喚き、呼応する演奏は、しかし緩急をつけつつ、わりとドラマティックに盛り上がってゆく7曲目の、つまりタイトル・トラックでもある「THE STREETS HAVE EYES」あたりを、とくに気に入る。

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posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
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