ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年10月09日
 『新潮』11月号掲載。しかし、こういうのを読むと、佐藤弘とかの80年代生まれに比べて、70年代生まれの世代というのは、志が低いというかなんというか、アイ・ヘイト・マイ・ジェネレーションっていう気分になる。タイトルからわかるように、ともさかりえの『少女ロボット』EPが参照項にある。『少女ロボット』EPに収められた楽曲は、ぜんぶ椎名林檎(シーナ・リンゴ)が作詞作曲している。この小説には、なぜか作者のコメントというか言い訳のようなものが付せられていて、そこには椎名林檎にインスピレーションを受けた旨が書かれている。というわけで、ある種の二次創作ともいえるわけだが、本質的なところで、なにか大きな間違いがあるように思える。「少女ロボット」でうたわれているのは、ともさかりえという偶像のさらに架空の内面であり、関心の反転の反転である、それがすなわち歌詞で「佞言は忠に似たり」といわれていることなのだ。しかし、この小説のなかにあるのは関心からの直線的な逃避でしかない。そして、それは相変わらずの袋小路に到達する。90年代からの進歩なんて、何も、ない

 宮崎誉子『セーフサイダー』についての文章はこちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書。
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