ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年12月21日
 仮面ティーチャー 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)

 迷走しているとまではいわないけれども、結局、同じようなネタで大風呂敷をひろげた作品を乱発していれば、そりゃあ一個一個のクオリティは下がる、というのが、ここ最近の藤沢とおるの印象で、さらにつけ加えれば、そのどれもが中途半端なかっこうで終わってしまっているのは、やはり、残念に思われる。いちおうは4巻で完結(第1部完結)ということになっている、この『仮面ティーチャー』などもそうで、総体的に見れば作者のパターンでしかないスペクタクル、作中人物の造形、それらの関係性のなかで、せめて、仮面ティーチャーの目的とはいったい何なのか、といった特殊なギミックをもうちょい効果的に用いることができればよかったのだが、もったいぶりながら引っ張ったわりに明かされる真相が、ちょっと、せこいものになってしまっていて、がくん、とうなだれてしまう。あるいは、そこへ持っていく展開のさせ方がまずかったのかもしれず、どこまでの設定を用意していたのかは不明だけれど、手癖で話を進めていっただけじゃんね、と勘ぐられても仕方があるまい。バトル・ファンタジー路線の『REVEREND D』も、同系統の『TOKKO』以上に有耶無耶になってしまいそうな感じがするだけに、ここらでもうひとつ、こちらが納得のいくぐらい、ぐっと身の詰まった仕事をして欲しくなる。


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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