ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年12月15日
 給食の時間 2 (2) (デザートコミックス)

 幼い心に負ったダメージから、食に対する意欲が希薄になってしまった少女・未来は、預けられた母の田舎で、栄養士・藤川(健さん)と出会い、彼と彼のつくる学校給食のおかげで、食べることの楽しみを知り、そして性格をあかるくさせてゆく。これが、くりた陸の『給食の時間』1巻のおおよそで、2巻では、かつては一流料理人として知られた藤川が、なぜ、辺鄙ともいえる土地で給食のおじさんをやっているのか、そちらへと関心の高まりは移る。題材が題材であるし、地味なイメージのあるマンガだが、しかし順調におもしろく、物語は進んでいる。ここでは、給食費未納や地方都市における設備投資など、さらにいくつか現代的な話題が入ってきたりするのだけれども、子供の目線を大切にし、やわらかい解決の道を描いているため、ぎりぎりの線で、うざいという印象をもたらさない。まあ、大人の傲慢さに子供の存在を対照させることで、招き寄せたイノセンスないし良心へ、説得力を仮託するような手法といえばそうなのだが、それを含め、フィクションとしてのまとまりを良くしているからこそ、やさしく伝わってくるものがある。今後の展開としては、未来の藤川に向ける淡い恋心が、重要さを増してくるのかな。おそらくは失恋に終わるのであろう、その初恋をどうやって収めるのかも、またひとつの見どころである。

 1巻について→こちら

 『オレの子ですか?』5巻について→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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