ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年12月10日
 無痛症でたあ。しかも恵まれない家庭環境とダブルの使用である。個人的に、フィクションがこういったパターンで作中人物の暗さを演出するのは、最高潮に萎える。オールマイティ・カードを安易に切るようなもんだからね。便利なテンプレートを躊躇なく用いてるだけでしょう、と言っても良い。いやいや。柳内大樹の『ギャングキング』12巻である。不敵な新一年生が加わって、ジミーたちバラ学の周辺は、また一段と騒々しさを増す。一方、ボタ高に入学したジミーの弟竜也は、同じ一年でありながらトップに立ったサリーにケンカを挑み、実力的には押しつつも、しかし敗北を喫するのであった。このへん、なかなか燃えるものがあるのだけれども、結局のところ、サリーの強さを裏付けているのが〈俺はなぁ………痛みを感じねーんだ……〉という体質であり、〈ケンカの強さは“環境”で決まる…〉というポリシーであることに、ちょっと、と思う。単純に、この展開に、それ、必要だったかあ、という気がしてしまうのである。いや、もちろん、必要性があったらあったで、以降の物語を通じ、はっきりしてくる部分なのかもしれないけれど、このマンガの場合、どうもそこのところが信用しきれないのだよ。まあ、現時点においても、ジミーのポジティヴさとピンコのネガティヴさを、ジミーに感化されつつあるハスキーとピンコを慕うサリーの対照にずらし、強調しているというふうに読めなくないのだが、さすがにそれは無理やりすぎる、か。

 10巻について→こちら
 9巻について→こちら
 8巻について→こちら
 7巻について→こちら
 6巻について→こちら
 4巻について→こちら
 3巻について→こちら

 『ドリームキングR』(原作・俵家宗弖一)
  1巻について→こちら

 『ドリームキング』
  3巻について→こちら
  2巻について→こちら
  1巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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