
いわゆるカオティック系の一言で説明がついてしまうサウンドだが、しかし類型の域に止まらないだけのものを、NEVER SAY DIE(NSDWHOA!)は兼ね揃えているように思う。とはいえ、どこがどうとか言うのは、なかなか難儀なのであった。とにかく、3分程度の楽曲のなかで、表情が目まぐるしく変わる。使われているマテリアル、含まれている情報量が、他を圧倒しているという感じである。もちろん演奏のスキルも並のレベルを越えている。1曲、2曲目こそ、デリンジャー・エスケイプ・プランとコンヴァージのコンビネーションといった風であるが、エモっぽいナイーヴなメロディから立ち上がり、演奏に抑揚を効かせることで高めに高められた緊張を、終盤、一気に炸裂させる3曲目や、拍子を一定に保たない超加速のアップとダウンを繰り返す、トリッキーな4曲目などにおける、風通しのよさが、このバンドの真骨頂だろう。轟音と静寂のアマルガムによって、5分間の地獄絵巻を展開する5曲目にも、深く聴き入らせられる。EPということもあってか、やや食い足りなさを覚える。が、アメリカの濃いアンダーグラウンドの一例に違いない。
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