ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年09月18日
 生徒会の存在が物語に絡んできた当初は、こういう迂回路は要らないので、さくさくと本筋を進めてください、などという気になっていたのだが、止めどなくシリアスになってゆく長編のなかにあっては、十分必要な幕あいであったのだなあ、そう、ワン・エピソードとして綺麗に落着した場面を眺めつつ、考える。いや、恋だね、恋だよ、人を想う気持ちが、痛々しい、だけど、それはやっぱ、悪いもんじゃないんだろう。ぶっちゃけて、髪の毛の色が同じ場合、女性キャラクターの区別がつかなくなってきた風情なのはなきにしもあらずだが、この18巻は、序盤の切ないハッピーから、全編の破局が駆動する、そのことを予感させる終盤まで、ずいぶんと読み応えがあった。読みながら泣けてきて困る箇所もあった。倒れたリンを、春が救い、すくい上げる場面である。孤独でなくてよかったね、それが夢ではなくてよかったね、傍にいてくれる人がいてよかったね、と僕は思う。しかし悲しげなのは、ひとり、別れへと近づいていく、夾の後ろ姿なのだった。そうして透の気持ちが、どう動くのか、気にかかる。ぼちぼち物語は終に向かう。

 17巻については→こちら
 16巻については→こちら
 15巻については→こちら

 『フルーツバスケット ファンブック〔猫〕』については→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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