ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年09月26日
 マリリン・マンソンが対世界という戦いのために採用したのは、神=キリスト教=社会という構図であるわけだが、それは非常にわかりやすい分だけ、飽きの早いイメージでもある。しかし、それでも10年に渡り、常にそれなりの話題をもって前線で活躍しているのは、エラいところ。手を変え品を変え、自らのサウンドをアップ・デートしている証拠である。個人的にはもっともヘヴィ・メタリックな『アンチクライスト・スーパースター』が、アグレッシヴさの面では、バンドのピークだと見なしているが、しかし、このベスト盤を聴くと、わりとスローでゴスな(ニュー・ウェーヴ寄りの?)グルーヴこそが、バンドの本質であることが伺える。でもって、ここにはデペッシュ・モードのカヴァーである「パーソナル・ジーザス」が収録されている。80年代の頃には、テレビ宣教師への批判をテーマに抱えていた楽曲であるが、しかし、メディア自体の在り方が変容した今日においては、べつの響きをもって聴こえてくる。自閉性が垂直のメッセージとして突き刺さっている。たぶん、それをやれてしまうことがマリリン・マンソンというアーティストの強みなのだと思う。もう1曲「(S)AINT〜セイント」というオリジナル新曲も収められているが、ここ最近のものにしては、やけに打ち込みの要素が高いが、それ以外にいうべきこともなくて、まあそこそこぐらいの出来に止まっている。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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