
じつに00年代以降のヘヴィさで整えながらも、ワイルドで直情的な音を出しているという点においては、エヴリタイム・アイ・ダイの近作やエマニュエルと同様の傾向だといえるかもしれない、FIGHT PARISのサウンドは。いや、もうちょっと似たアーティストがどっかにいた気がするんだけど、ごめん、すぐに思いつけなかった。ブルー・マーダーのファースト? ぜんぜんちがうか。歌メロはフィル・ライノット(シン・リジィ)っぽくもあるんだが、ジェントルさは皆無で、すこしレミー(モーターヘッド)が入ってるようなところもある。疾走感やグルーヴではなくて、軽快に、縦のノリを重視した、はねるリズムを多用するアプローチ自体はおもしろい、と思う。ただ、楽曲のヴァリエーションがかなり乏しく、最初の方のナンバーを経た段階で、お代わりは要らない感じになってた。あと女性の喘ぎ声がSEで使われていたりするのだが、それがぜんぜん洒落てない。まったくもって意味がない。無駄。センスのなさが露呈している。本人たちにしてみれば、タフであることの自己演出かユーモアのつもりであったとして、そういったことも含め、聴いているこちらが恥ずかしくなるので、やめてください。
バンドのオフィシャル・サイトは→こちら
