ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年09月24日
 とりたててメンバーのひとりを特定するつもりはないのに、僕なんかはやっぱりジョンスペって言ってしまうな。それはバンド名から、ジョン・スペンサーがとれて、ただのブルース・エクスプロージョンになった今も変らない。要するに「ジョンスペ」という固有名自体が、ある種の音楽性を指し示しているのだ。90年代アメリカン・オルタナティヴの整えられた文脈からはすこしだけはみ出してしまう、ジャンクとブルーズとヒップホップが分かち難く結びついた身体、それが鳴らすロックン・ロール。たしかに、音楽性は微妙にスライドしているが、しかし、はじめてそのサウンドの個性的なインパクトに触れたときから、僕は、ずっと彼らのことをジョンスペって呼んでいる。正直なところ、今回の作品はずいぶんとまったりとしている、そういう印象を受ける。それでもジョンスペであることを疑わないのは、基本的な部分が捻じ曲がったわけではないからだろう。たしかに最近の数作は、ゲストあるいはギミックに頼った部分があり、そのことのせいでプリミティヴなエキサイトメントは減少したし、このアルバムもそうした流れに則ってはいる。ただ、その事実を差し引いても十分に酔いしれてしまう、それこそオーラのようなものが、ここに来て、ようやく定着したのだとも思う。キャリアの為せるワザといえば、たぶんそうだけれど、円熟期に入ってもこれだけのものを聴かせてくれるのであれば、いや、ほんとうに、妥協はなしで僕は、オーケーということにしてしまう。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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