ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年09月20日
 ざくっと読んだ感想としては、とりたてて新しいロジックや、はっとするような考察はないかな。収められた評論は、西尾維新の参照項を探るタイプのものと、西尾維新の小説に登場する人物たちの自意識を探るものの、主に2パターンに分類できる。個人的には、参照項を探るタイプのものは(斉藤環のインタビューを含め)、それほどおもしろいとは思えなかった。というのも、西尾自身の書き下ろし新作『させられ現象』が冒頭に掲載されていて、そこで披露されている、本屋でぜんぶの本の中身とブックカバーをべつべつのものにしてしまうというアイディアは、たぶんどっかで見たことがある気がするんだけど、それをどこで見たか、つまり参照項がどこにあるかとか、じっさいは見たことがなかった、つまり参照項がなかったとしても、それを知ったところで、作品の評価自体に影響を与えない気がするからだ。
 個人的には、誰も指摘してないが、西尾の小説と、みさき速のマンガ『特攻天女』には共通する感覚があって、それは少年マンガ的なものと少女マンガ的なものとの融合であり、「きみとぼく」なる世界観のことなのだが、そっちのほうがよっぽど気になる。

 『させられ現象』についてと、気になった評論に関してのくわしくはべつの機会に、あらためて書きます。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書。
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