ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年08月27日
 Menos el Oso

 マイナス・ザ・ベア(MINUS THE BEAR)は、シアトルのKILL SADIEやSHARKS KEEP MOVINGそしてBOTCHの元メンバーたちによって成立しているバンドで、これ、『メノス・エル・オッソ(MENOS EL OSO)』は、02年のデビュー・フル・アルバム『ハイリー・リファインド・パイレーツ(HIGHLY REFINED PIRATES)』に続く、セカンド・フル・アルバムになるのだった。その他にもEPが数枚出ている。サウンドの方向性は、ポスト・ハードコア→ポスト・ロックといった感じの、穏やかに、細やかで、練りに練られたものである。これまでの作品と比べると、やや質感がやわらかくなっている風だ。静的なフィーリングが強く、どこか淡々としていて、けっして激しいことをやっているわけではないのだけれども、各楽器の奏でるワン・フレーズ、ワン・フレーズが交錯する、その点の連続が、ゆらゆらとしたグルーヴを構築している、自然と体が揺れてくるノリを形成する。薄く切っても、ちゃんと深みの感じられる、高級ハムみたいな味わい。また楽曲のみせる表情も、演奏形態の多面性に沿うように、統一されたトーンではない、複雑な含みを、それが嫌みとならない弾性でもって、訴えかけてくる。色でいえば銀色のような響きを重ねる、ギターとキーボードのコントラストは、まるで乱反射する光に似ている、眩くも豊かなイメージを創出するのであった。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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