
『クロスビート』の先月号(先々月号というのかな)で行川和彦が、『ミュージック・マガジン』の今月号(先月号というのかな)で大鷹俊一が、それぞれ褒めていたので、聴いた。なるほど、あはは、こりゃあひどいや、いい意味で。一言でいえば、ジャンクである、トラッシュである、いずれにせよ、ゴミである。それ以上の言葉は必要ないというか、それ以上の言葉を付与すれば、このTHE PEPPERMINTSというバンドの本質から、むしろ離れていってしまう感じがする。90年代頃のバットホール・サーファーズが、ものすごく手抜きでプレイしている、というのが、いちばん近い印象かな。カタルシスがあるのかないのかわからない、そういったギリギリのラインに沿って、へろへろでぐしゃぐしゃな音像が成立している。不真面目なトーンで、アメリカン・オルタナティヴのシリアスではなくて、とにかく安っぽいところを、露悪的に体現したサウンドには、たしかに興味が引かれる。たぶん、ものすごく性格の悪い人たちだと思う。
