ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年08月08日
 何はともあれパワー・バラード調の6曲目「素晴らしき世界」が珠玉とでも評すべきナンバーで、それが含まれている段階で、このアルバムには十分な存在価値がある。切々としたワン・フレーズを交代でうたいあげるメンバーたち、バックで鳴るギターのリフはあんがい鋭い、コーラスで重なる声、電車に乗って君からだんだんと遠く離れてゆく僕の心情、それでもやがて君へと近づいてゆく予感の心象、メロディの澄み渡る場所で反照するドスのきいたラップ、泣き笑いで過ぎる青春のエモーションが、いま前向きな姿形を成り立たせてくれているみたいだ。悩ましい。間違いなく、嵐というグループの、新しい代表曲だろう。というか、なぜこれをシングルとして切らないのだ。と、しかし、アルバム全体を測るのであれば、残念ながら、すこし食い足りない。前々作からの傾向ではあるけれども、櫻井くんのラップ・パートがずいぶんと差し引かれているせいだ。たとえばTOKIOが、あくまでもバンド編成であるという体裁でもって、他のジャニーズ系グループとの差別化に成功しているのと同様、嵐の場合は、櫻井くんのラップこそが、独特なフックなのである。SMAPやKinki Kidsほどに、起用されるソング・ライティング・チームが豪華ではない以上、グループの地力で勝負しなくてはならない場合、櫻井くんのラップが減少しているのは、やはり痛い。また今作には、嵐としては初となるメンバー5人のソロ・ナンバーが収録されている。のだが、いかにもジャニーズ・テイストなアイドル歌謡にとどまっており、メンバーそれぞれの個性が活かされているとは言い難い。僕の大好きな二宮くんなどは、その歌唱力のなさが、モロに出てしまっているのが、残念な感じになっている。でも、最後にもう一度いうけれども、「素晴らしき世界」は、とてもとても素敵すぎる、突出している。聴けば聴くだけ、まだまだ頑張れそうな気になった。

 『いざッ、NOW』についての文章→こちら
posted by もりた | Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽。
この記事へのコメント
はじめまして。
わたしは嵐の二宮くんが好きで、検索してたらここにたどり着きました。
男性の方で、二宮くんが好き…というか嵐が好きな方が身近にいなかったので、ちょっと不思議な気分です。

「素晴らしき世界」はコンサートでもラストで使われましてとっても素敵でした。もちろんわたしは号泣でした。今でも聴くたびにコンサートを思い出します。

ソロについては今回アルバムにソロ曲を入れるに当たり、一切自分の手を加えないというものが条件になっていたようなので(二宮くんなら作詞・作曲、櫻井くんならラップ詞、など)強く個性が出なかったのだと思います。

でも、こんなに詳しく批評している方がいたとは驚きです。しかも、二宮くんのソロって良くなかったのですね!?わたしは、ただただ好きだから、ただただ素晴らしく聴こえちゃって(笑)

では、失礼します。
Posted by at 2005年10月12日 22:43
綾さん、どうもです。

二宮くんは、嵐が結成されたばかりの頃、少年隊のやってる番組に出たとき、斜に構えた感じだったのが、すごく印象的で、それ以来気にしてしまいます。

いや、ほんとうに「素晴らしき世界」は名曲ですね。

コンサートは観にいったときがないのですが、ライヴDVDはぜんぶ買って、もう何度も観てます。それ観ると、櫻井くんがかっこいいんで、困ってしまいます。

二宮くんのソロ曲のことですが、や、よくなかったってことではないんですよ。ただ「瞳の中のGalaxi」の歌い出しと比べると、なんか物足りないなあ、といった感じです。1曲まるまるだと、やっぱり声量が少ない気がして。

ただ「アラシゴト」のインタビュー読むと、二宮くんは路上パフォーマンス(弾き語り)とかしてる(してた)らしいので、それが今後生かされるかもですし、また、それに遭遇してみたい今日この頃です。
Posted by もりた at 2005年10月13日 15:16
DVD全部持ってるんですか!?たしかに翔くんはコンサートの時は抜群にカッコいいんですよ。ちなみにファンサービスがいいのは大野くんと相葉ちゃんですよ。わたしもコンサートに行くと、二宮くんは淡々としてるので他の人に眼が行っちゃう事も…(汗)

しかも「アラシゴト」も持ってらっしゃるのですね!あの本は結構読み応えがありました。

最近、私の住んでいる地域では嵐を観る事が全くありませんから(笑)嵐不足の日々を送っています。。。

もりたさんは、なんだか「うんうん」と思わせる文章をお書きになられますね。
返信ありがとうございました。
Posted by at 2005年10月13日 21:24
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック