ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年07月31日
『A DAYDREAM DISASTER』は、これまでにFORDIRELIFESAKEが、EPや他バンドとのスプリットという形で発表したナンバーを、ひとまとめにした作品である。00年から03年までに作られた楽曲が揃っている。パッケージに貼られたシールには「マイ・ケミカル・ロマンスやサーズデイ、アトレイユのファン向け」みたいなことが英語で書かれているのだけれども、アトレイユはなんとなくわかる気もするのだが、マイ・ケミカル・ロマンスやサーズデイしか聴かないような人たちには、これはちょっとメタルすぎるというか、あるいはハードコアすぎるのではないだろうか。いや、そんなこともないのかな。どうだろう。とりあえずエモやスクリーモを、ひとつ、狭義のジャンルとしてみた場合、このアルバムに収められた音源はどれも、エクストリームなものとして、そこからはみ出してしまっている。というか、だいたいデス・メタル的なスクリームしかしてないよ、ヴォーカル。そう、叙情的なメロディはふんだんに感じとれるのだけれども、それを楽曲にもたらしているのは、おもにギターの旋律である。またドラムの音触りなどは、あきらかにニュースクールのハードコアに拠ったものだ。僕などは、そのへんがものすごく格好よく思えるのだが、そうした部分は、それこそエモやスクリーモの定型的なエモーションに感化されたいタイプの聴き手には、向いてない気がする。こういった編集盤は、往々にして、全体のレベルがアンバランスであったりして、こちらの集中力を欠かせる傾向があるものだけれども、これに関しては、そういう残念なところがない。ウボオォォォってな具合の、荒々しくも直線的なエネルギーが、ぜんぶの進行を占めているからだろう。その分、04年の『DANCE.PRETEND.FORGET.DEFEND』にあった変態的な感性は、まだ完全には萌芽していない印象だ。
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