ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年07月29日
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 GLITTERATI(グリッタラティ)の存在自体は、ダークネス以降のブリティッシュ・ハード・ロックの線で括れちゃうと思うんだけれども、サウンドの感触としては、バックチェリーとかニュー・アメリカン・シェイムとかアメリカン・パールとか、あのへんのヘヴィさをも捉まえたワイルドでタフなバッド・ボーイズ・テイストを過分に含んでいる。また一方で、テラーヴィジョンやベイビー・ケイオスを彷彿とさせる、90年代英ハード・サウンドの直系であるような、ウェットながらも爽快でスウィートなメロディを駆使した、ポップ・センスが、端々でビシバシと炸裂しているのも、楽しい。デビュー・フル作にあたる、この『THE GLITTERATI』のプロデューサーは、マイク・クリンクである。音の出方やフレーズの組み立て方に、ガンズ期におけるスラッシュからの影響を匂わせるギターとの相性が抜群に、いい。2本のリフが交錯する様はじつに艶めかしい。リズムもかっちり決まっている。音の荒々しさや生々しさ、迫力や攻撃力でいえば、アラン・マッギーのポップトーンズから出てたシングルのヴァージョンの方が断然上だが、楽曲の輪郭にある程度の整合性がもたらせられたことで、ラジオ・フレンドリーな戦場においても、幅広い層にアピールしうる、そういうメジャー感とキャッチーさが生まれた。そのあたり、どっちが良かったかという評価は一概にはできないけれども、アーティスト側のやる気が「売る」方に向いているのは、こういったグラム要素の強いバンドの場合、むしろプラス作用として働くのではないだろうか。下品かつ貪欲そうなイメージが、良い意味で、全体のトーンに反映されているのだった。クールな苦笑いよりも、ホットな大笑いが似合う、賑々しい格好良さである。いや、これは是非とも『BURRN!』誌などに相当な勢いでプッシュしていただきたい、胸のすく猛烈ルーキーの登場だ。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら(じゃじゃーんと音出ます)


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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