
誰がなんと言おうと傑作であるセカンド・アルバム『ペナンス・ソワレ』からのサード・シングルで、表題曲を含め、4つの楽曲が収められている。「オン・ザ・ラッシュ」は、アルバムのと同じであるが、2曲目「ミートシーカー」は、日本盤や英盤ではなくて、米盤『PENANCE SOIREE』にのみ収録されているヴァージョンで、じっさいに聴き比べてみると、意匠が違っているのがわかる。おそらくライヴの際、イントロに用いられていたのは、こちらの仕様だろうと推測。3曲目「キャヴィア」と4曲目「SPEED SICK」は、「BBC RADIO 1 ROCK SHOW SESSION」ということになっていて、スタジオ音源よりも多少荒々しく、ギターのノイズがわりと自由に行き交っている感じ。ちなみに「SPEED SICK」は、「パーティー・ザ・ベイビー・オフ」シングルのB面で、アルバム未収録、粗野でパンキッシュなタイプのナンバーである。ところで。僕にとってイカルス・ラインのサウンドは、この世はクソなのでみんな死んでしまえ、という呪詛である。しかし誤解して欲しくないのは、かつてのマニック・ストリート・プリチャーズが、自分たちにできるもっともポジティヴなことは常にネガティヴであることだ、といったのと同じ意味合いで、ものすごく前向きな態度の現われとして、それはあるということだ。
