ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年07月20日
 この『SOUNDS LIKE A SANDWICH』は、ノルウェーのガレージィなロックン・ロール・バンドであるカトー・サルサ・エクスペリエンスと、THE THING WITH JOE MACPHEEとのコラボレート的内容のライヴEPで、カトー・サルサのナンバーはもちろん、レッド・ツェッペリンやヤー・ヤー・ヤーズのカヴァーなんかをやってる。THE THING WITH JOE MACPHEEという人たちのことは知らなかったので、調べてみたら、どうやらフリー・ジャズのアーティストであるようだった。クレジットを見てみれば、なるほど、昨年のKONGSTON JAZZFESTIVALなる場に出演したときの模様が収録されているのであった。だからか、吹き荒ぶサックスが異様にかっこよく、それぞれダブルになっているドラムとベースによって、ものすごく濃厚なグルーヴが達成されている。ゼップの「ホール・ロッタ・ラヴ」などは、聴いていて、ひさびさに其奮した。原曲に忠実ではあるのだけれども、極度に圧縮されたエネルギーが、ステキ音空間を作り出している、ぐらぐらと地盤が揺れるような錯覚に眩暈、圧倒される。反面、ヤー・ヤー・ヤーズ「アート・スター」に関しては、オリジナルとは完全に別物というか、リズムの進行はなぞらえているのだが、パンキッシュな炸裂が起るコーラス部分は、サックスの、じつにアヴァンギャルドな響きに置き換えられていて、もしかするとオリジナルを超えそうな勢いで、アドレナリンを誘発してくるみたいだ。カトー・サルサの楽曲についても、本来の軽妙な疾走感とソウルフルな感触が、混沌に次ぐ混沌のなかに投入され、もともとのスタイルとは決定的に異なる色の映え方を見せる。たぶん、これ、フリー・ジャズ系の作品として消費されるのが正しいのだろうけれども、ぜんぜんロックしている。そうして僕は、過度なほどの刺激に身悶えるのだった。
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