ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年08月19日
 スパイシーピンク 1 (1) (クイーンズコミックス)

 26歳の中堅少女マンガ家が、合コンで、グッド・ルッキンではあるが性格は微妙な美容整形医と出会い、お互いに強く惹かれるでもなく、それでも付き合うことになってからの悲喜こもごも、というのが、吉住渉『スパイシーピンク』の大まかな筋で、1巻を読むかぎりでは、このままでもテレビ・ドラマになりそうね、これ、ぐらいの印象で終わってしまいそうなのだけれども、若く情熱的というほどでもなく、かといって打算的でもない、要するに「流れ」ともいえる成人した男女関係の展開を、なかなか説得力があるふうにふうに捉まえていると思う。ストーリーは、だいたい仕事と食事(飲み)の往復によって組み立てられているに過ぎないにしても、まあ社会人の日常なんてそんなもんだよなあ、といったなかで、ヒロインの感情をどう細やかに動かすか、が作品の要となっている。それからやっぱり、オマケのマンガで作者は、ノン・フィクションな部分は少ないと述べているけれど、少女マンガ家の生活感みたいなものも、おそらくは、たしかに備わっていて、それがときおり、現実的でシビアな側面を見せるのも、フックのひとつと数えられる。

 『チェリッシュ』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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