ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年07月12日
 結果論的に考えれば、打ち切りになった作品というのは、そのマンガ家にとって、習作のようなものなのだろう。いま現在、高橋ヒロシと組んでやっている『Hey!リキ』が好調っぽい永田晃一であるが、それ以前の作品であるこの『ランディーズ』を読むと、なるほど、ある程度の方向性は定まっているけれども、そこにかける力加減がうまくいっていない印象だ。都内で便利屋稼業を営むランとケイジの、ランディーズは、さまざまなトラブルを、ほとんど力業によって解決する。危なっかしいギャングたちだって拳で片付ける。前半は、そのようなトラブル・シューターものとして展開するのだが、後半は、ランディーズ結成時に遡ることで、ヤンキー・マンガへと変質する。回想編と地続きで、血なまぐさい抗争に突入してゆく話の流れが、高橋ヒロシ『キューピー』と被りまくりであるのは、現時点から見る分には、愛嬌のように思える。「あとがき」によれば、柳内大樹とも交流があるらしい。へえ。で、思ったのは、誰かヤンキー・マンガ家のファミリー・トゥリーみたいなものを作ってくれねえかしら。ところで、同時発売になった『Hey!リキ』第4巻を読むと、もう『WORST』と区別のない、団体戦的な各校の勢力争いみたいなものがストーリーの主軸になっているわけだが、これと読み比べてみると、このマンガ家の本質はそういったところにはないような気がする。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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