
これまでにREUBENは数枚のシングルを出していて、それらのどれもが気に入っていたので、待った待った、ついに出たという感じのデビュー・アルバムである。イギリスのバンドだが、かなり骨太の音を出していて、サウンドのフォーマットとしては、同じトリオ編成のBIFFY CLYRO(のファースト)に近しい。グランジやエモといったアメリカのニオイを過分に吸い込んでいる。けれども、あくまでも養分となっているのは、ダイナミズムやディストーションのうねりの部分である。ここら辺が僕にはおもしろい。ハード系に限っていえば、アメリカのバンドがなぜかポップさを助長させているのに対して、イギリスのバンドは、あくまでも硬さや重さに拘っている。ハイ・ファイに対してロー・ファイだともいえる。こうした傾向の違いは、注目に値する。じっさい本作にしたってクリーンな響きはあまり持っていない、メロディの部分ではアメリカの同世代バンドと共通の認識を持っているみたいだが、それよりもむしろ楽器間のアグレッシヴな交差に全体を引っ張らせていて、ヤワな印象はほとんど残さない。ピアノやストリングスが入った楽曲もあるが、かなり硬派な感じである。
バンドのオフィシャルHP
http://www.wordsfromreuben.com/#
