ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2016年12月14日
 Red Robes

 日本のCHURCH OF MISERYにギターとして参加していたトム・サットンを中心にスウェーデンで結成された4人組、THE ORDER OF ISRAFELのセカンド・アルバム『RED ROBES』である。2014年のファースト・アルバム『WISDOM』と同様、スローやヘヴィであるというよりは、ヴィンテージなハード・ロックに近いタイプのドゥーム・メタルをやっているのだが、演奏の一体感が増し、ソング・ライティングのレベルでも個々の楽曲のまとまりがよくなった。前作以上の内容だといえるだろう。ギターとヴォーカルを兼ねるトム・サットンの歌唱にも、堂々としたところが加わり、いやまあ、依然として抑揚に乏しいことは乏しいのだけれど、BLACK SABBATHのオジー・オズボーンがそうであるように、こうした音楽性にとっては必ずしも不備とはならないし、オカルティックな雰囲気を高めることに十分寄与している。ある種の様式をなぞらえているという点では、個性を見出しにくいサウンドではあるものの、アコースティック・ギターが随所に取り入れられ、そこに物悲しい叙情がもたらされていることを一個の特徴としておきたい。それこそ、アコースティック・ギターの弾き語り、バラードであるような6曲目「FALLEN CHILDREN」を経、7曲目「A SHADOW IN THE HILLS」で、映画音楽的なSEの後、エレクトリック・ギターによるザクザクとしたリフが刻みはじめるくだりは、後半のハイライトに挙げられるのではないか。テンポを落としながらも、リフを基本にしたグルーヴとダイナミックな展開の楽曲がおおよそを占めるなか、意外にも訴求力を担っているは、ヴォーカルとギターのメロディだ。メロディの立ち方それ自体が強いフックとなっているのである。同時代のアーティストを並べるのであれば、アメリカのELDERやKHEMMISらと一緒のカテゴリーにタグ付けをすることが可能なアルバムだと思う。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(2016年)
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