
90年代半ばから活動を続けるスウェディッシュ・オルタナ・ギター・バンドの、たしか6枚目の作品になると思う。それのスウェーデン語ヴァージョン。たぶん英語ヴァージョンもそのうちリリースとなるはずである。このバンドは、1枚のアルバムにつき、スウェーデン語の国内盤と英語のワールドワイド盤の2パターンを制作するのだ。いや、しかし、美メロすぎて、身悶える。ねえ君、僕が美メロっていったら、それは、死ねるほどにビューティーだってことだよ。個人的な好みかもしれないけれども、このバンドはドラムのアタックの弱さと単調さが弱点であったように感じられたのだが、その部分が気になるよりはまず、寂しげな情景をセンシティヴに紡ぐギターと、穏やかで青い夜をイメージさせるヴォーカルに、涙腺がやられる。初期U2を思わせるところもあるが、これまでのキャリアにより実を結んだ結晶のようなキラメキが、何よりも眩い。とくにナイーヴさ全開の1曲目と7曲目がよい。有史以来、幾度となく繰返し表現されてきた感情の起伏が、瑞々しく響いている。いや、大げさじゃないんだってば。
バンドのオフィシャル・サイト→こちら
