ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年06月09日
 クローズイラストBOOK 1

 先般、最寄りのショッピング・モールに行ったときのことである。喫煙所で、高校生か、もしかすると中学生ぐらいの男子三人組が「おまえ、どうしてそんなうまくないタバコ吸ってんの?」みたいな可愛いらしい話をしていたので、(注意しろよ、という意見の方もおられるだろうが、まあ)なんとなく聞き耳を立てていたら、尋ねられたほうが「ばっか、テッショーもこれ吸ってたんだぜ」と偉そうに、そしたら、もうひとりが「テッショーと同じなら間違いねえや」と、じつに楽しげであったわけだが、ところでテッショーって何だ、といえば、ああ、そうか、高橋ヒロシの『WORST』に出てくる河内鉄生のことじゃないか。気づいて、思わず、ぶっ、と噴き出してしまい、すっごく怖い顔で、睨まれてしまったのだが、これが創作とかではなくて、実話だから、困るよ。しかしながら、ヤンキー・マンガにかぎらず、サブ・カルチャーというのは、多くの場合、まずそのように影響を与える、つまり、形から入らせる。そういうのって結局のところ、何年経っても変わらないのな。だからこそ高橋ヒロシは一時期、『QP』におけるヒール我妻涼の読者受けの良さを、気に病まなければならなかったのかもしれない。ともあれ、そのショッピング・モールでの出来事は、『WORST』が若い世代にも読まれているのを確認できた、という意味で、貴重な体験ではあった。それにしても、ここ最近になって、ヤンキー・マンガというコンテンツは儲かるのか、出版社も含め、その周辺がいろいろと商売っ気を出しているのには、ちょっと意義を申し立てたい、と思ったのは、『クローズイラストBOOK』Vol.1の内容に、参ってしまったからなのだった。500円という値段設定は、単品でみた場合、もしかすると良心的にも思えるけれど、既出のイラストを大判化したものと真坂和義によるノベライズ、あとグラビア・アイドルの水着写真という中身は、さすがに検討の余地ありだろう。マンガ『クローズ』に関しては、単行本も総集編もコンビニ売りのヴァージョンも、このあいだの完全版もコンプリートしているので、いちおうはファンのつもりではあるが、これをあと9冊も買い集めるほどの意欲はそそられない。

・『WORST』
  17巻について→こちら
  11巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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