ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年06月06日
 テガミバチ 2 (2)

 まだ序盤だから当然とはいえ、設定は小出しにされながらも、全貌がぜんぜん見えてこない、この段階で、連載先である『月刊少年ジャンプ』が休刊というのは、やはり厳しいのではないだろうか。何よりもまず、作者がテンションをキープできるのかどうか、心配になってしまう。巻末の告知によれば、3巻の予定は来年の初頭になっているが、それはつまり、早くとも、ということで、なんだかずいぶんと待たされることになりそうだが、今回の場合、マンガ家当人に責任があるわけじゃなし、まあ仕方がない、かな。浅田弘幸が描く異世界のファンタジー『テガミバチ』の2巻である。アンバーグラウンドと呼ばれるそこで、5年前、国家公務郵便配達員=BEE(通称テガミバチ)のゴーシュと出会った主人公のラグは、彼への憧れから、自らも「BEE」になることを決意し、成長した今、そのための審査を受けるべく、一人旅立つ。道中、「摩訶」と呼ばれる伝説の生物の血を引く少女ニッチとのあいだで、「BEE」に不可欠な相棒(ディンゴ)の契約を結んだラグは、いよいよ郵便館=BEE HIVE(通称ハチノス)のあるユウサリ地方に辿り着こうとする、あと一歩のところで、ふたたび「こころ」と「テガミ」にまつわる騒動へと巻き込まれるのだった。ここでは、ジギー・ペッパーという、もうひとりの「BEE」に関するエピソードがメインになっているけれども、その過程で、ラグの〈「心弾」には その「もの」に込められた「こころ」を感知する能力があるのかもしれない〉可能性が示され、さらには〈摩訶の子を手なずけ…体内に精霊の力を宿した少年〉としての特性がアピールされる。つまりは、こうした資質をもってラグは、「BEE」の審査に臨むことになるわけだが、それの結果、どのような運命が拓けてゆくことになるのか、物語が本格的に動き出すのは、残念ながら、次巻以降のお話になっている。

 第1巻について→こちら
 第1話について→こちら

 『蓮華 spring edition one's intimate feeling / ふたつの忍花』について→こちら


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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