ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年06月14日
 The Moon Is a Dead World ←このジャケ、僕が持ってんのと違うな。

 プログレ・メタルっていう物言いがあるのならば、プログレ・コアっていうのがあったっていい。いや、じっさいにあるのかどうかは寡聞にして知らない僕なのであった。が、プログレ・メタルの最盛期というと、今から15年ぐらい前で、それはちょうどヘヴィ・メタルの過渡期と被り、細分化されたサブ・ジャンルのひとつとして現れたことを考えれば、メタル・コアやエモ、カオティックなどなどハードコアというジャンル自体がさまざまに枝分かれし、飽和状態に入った現在、前衛的な演奏形態を軸としたハードコア的サウンドを、プログレ・コアと呼んでもいいじゃん、ということである。ここでいうプログレとはクリムゾンとかイエスとかラッシュとかよりはむしろ、トゥールとかマーズ・ヴォルタとかアイシスとか、あと一部のポスト・ロックとかをプログレッシヴと評してしまう感性を指している。このバンドの場合、複雑な拍子を攻撃的に鋭く鳴らす楽曲の構成はマーズ・ヴォルタあたりを彷彿とさせるが、音響の部分ではモグワイやゴッドスピード・ユー・ブラック・エンペラー!を意識したかのように単音の重層的な並びを展開している。叫び散らすヴォーカルが引っ込んで聴こえるのも、そういった部分を考慮してのことだろう。スロウコアとかサッドコアっていう括りが、じつはあんまり良くわかってないのだけれども、そういうのをもっとずっと激しくスピーディーにした感じだと思う。サプライズというほどに独創的とまではいかないが、しかし、なかなかに興味深いところを突いており、ある種のワンダーは確実に宿っている。ところで、CDをI TUNESにつっこむとジャンルが「GOSPEL」ってなってんだけれども、それってインプットした人のユーモアなのかなあ。

 バンドのオフィシャル・サイト→こちら(ポップ・アップして音出ます)
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