ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年07月31日
 おかしい。僕の予想では、真鍋昌平はもうちょっと上にいってるはずだったのだけれど、どうも(人気が)伸び悩んでいる気がする。山田詠美『姫君』のカバーも、文庫化にあたり、HITOE'S 57 MOVEにとって変わられちゃったしな。なんていうか、松本大洋や井上三太の後継としてハイセンスでオサレでストリートなサブカル層にもっとずっと支持されてもいい感じがするんだけれど、そうならないのは、(記号として)絵柄がイマイチ洗練されてないというのと、その作品の中枢には、「生き様」重視な野郎らしさがぷんぷんと漂っているからだろう。基本的には、足臭系のロッカーなのである。
 この『闇金ウシジマくん』も、闇金融によって人が落ちぶれていくという、青年誌においては、わりとキャッチーな構図でもって描かれているのだけれど、テーマとして存在しているのは『スマグラー』の頃と同じで、昇るも落ちるも自分次第、ならば見せてやろう、これが男の心意気なのである。主人公である丑嶋はいっけん冷酷非道な男であるが、しかし、彼が無情に切り捨てていくのは、都合が悪くなれば他人のせいにする、覚悟と責任を負わない、そういう本質的な意味で「自分」を持っていない奴らばかりだ。つまり人生を舐めるなということだ。お前らの人生はとても退屈だけれど、まあいいや。とりあえず戦って死ね。


posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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