
ふつう、フツー、ちょう普通。個性なんてどこにもねえよ。ああ、でも、個人的な嗜好からいえば、これはちょっと好みなのかもしんない。それっていうのは、つまり、このサウンドに合わせるような体で、僕のエモーションは反っているってことにもなるのだろうか。全般は、テイキング・バック・サンデイ系の疾走するエモである、スクリームのないサーズデイっていう取り方もできる。強いていえば、細かい音の拾い方や、アコースティックのプレイが、ポップなフィーリングのほうに作用して、キラキラしたキュートさを醸し出している。ややラジオ・フレンドリーすぎる嫌いもあるが、しかし燦々とした光の射す、そうしたイメージを何よりも想起させるのだから、けっして気分の悪いものではない。そこいらへんが、先行するアーティストとは、真逆のベクトルになっている。それはともかくとして、だ。ギターのアルペジオとハンド・クラップによる2曲目(タイトル・トラック)が、ムカつくほど耳につく。何か知らんが、腹が立つ。オフィシャル・サイトに飛ぶと、延々とリピートされるので、ウンザリだ(→こちら。音が出ます)。とかいいながら、ああ、くそ、気づけば、口ずさんでる自分がいるな。やっぱ気に入ってんだろう。
