ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年03月29日
 シセロシティの裏社会を牛耳るギャング「ガブリエラ」と中華街の組織「天嚢連」の抗争が顕在化すると同時に、複数人の思惑が入り乱れはじめ、やや面倒くさいことになってきたけれども、組織なんて糞くらえ、的なマインドを持つ主人公ニコルのおかげで、相変わらず、シンプルに燃えるストーリーが展開されていて、『JACKALS(ジャッカル)』(原作・村田真哉:作画・金炳進)は、じつにこの3巻も良いよ、と思うわけだ。それにしても、ついに自分が殺人業者(ジャッカル)であることをシェリルに知られてしまった挙げ句、戦いに巻き込み、怪我まで負わせてしまったニコルの、不器用な決心がさあ、またドラマを盛り上げてくれる。〈もう誰一人 / オレの側にいる人間を殺させはしねえ / ギャング共が襲ってくるなら / 片っ端からぶった斬るまで / それがオレのジャッカルとしての生き方だ / それが気に食わねえってんなら / 奴ら(ガブリエラ)を潰すまでだ〉って、ね。今は亡き母親の師匠であるイノウエの〈何故…強さを求める〉という問いに対して、そのように、ひとつの答えを出したニコルは、イノウエから学ぶ「大東流」武術によって、さらなる強さを手に入れることができるのであろうか。他方、もうひとりの孤立無援な男、賞金稼ぎのフォアは、絶体絶命のピンチを「天嚢連」に救われていた。彼の矛先をニコルへと向けようとする「天嚢連」の画策に、今後の波乱が予感させられるところだが、この巻に収められている外伝読み切りで、やはりこの男も魅せてくれたぜってな具合の、組織なんて糞くらえ、的なマインドが、そう素直に懐柔されるはずもない、と思えて。

 2巻について→こちら
 1巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック