元アット・ザ・ドライヴ・インという肩書きを持ちながら、マーズ・ヴォルタに比べると、どうも存在感の弱くなってしまったスパルタだけれども、サウンド自体が薄口なのだから、それも当然だといえるかもしれない。
さて、約2年ぶりのセカンド・アルバムは、出来は悪くはないけれども、やはり地味な内容であった。基本的には、前作よりもアット・ザ・ドライヴ・インらしいサウンドとなっていて、たとえばアット・ザ・ドライヴ・インのフォロワーとしては、かなり優れた部類に入るのだが、マーズ・ヴォルタを聴いた耳には、それはちょっとマズイだろうと思える。
というのも、マーズ・ヴォルタが定型から脱線することで、ロック・ミュージック特有のエキサイトメントを獲得しているのに対して、むしろスパルタが聴かせる定型への拘りでは、ソング・ライティングの出来不出来を確認する作業しか、こちらには残されなくなるからである。
プロデューサーにはアンディ・ウォレスが迎えられていて、前作がジェリー・フィンだったことを考えると、ポップさよりもハードさが優先されていることがわかる。
ビルボードのチャートでは、60位という、それほど悪くはない成績を記録したが、それは結局これが、いま流行りのエモという文脈にきっちりと収まる、そういうステレオ・タイプのアルバムだからなんだと思う。
ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年07月26日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
マーズ・ヴォルタ新作遂に発売!!
Excerpt: 独特な雰囲気とエモーショナルなヴォーカル、そして突き抜ける様な疾走系ギター・サウンド、かと言って重過ぎず軽過ぎず、彼等の世界をひたすら走り抜けたアット・ザ・ドライヴ・イン。鮮烈なデビューを飾ったにも関..
Weblog: 汚戯言
Tracked: 2004-12-22 12:59
マーズ・ヴォルタ新作遂に発売!!
Excerpt: 独特な雰囲気とエモーショナルなヴォーカル、そして突き抜ける様な疾走系ギター・サウンド、かと言って重過ぎず軽過ぎず、彼等の世界をひたすら走り抜けたアット・ザ・ドライヴ・イン。鮮烈なデビューを飾ったにも関..
Weblog: 汚戯言
Tracked: 2004-12-22 12:59
