ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年05月12日
 野球しようぜ! 2 (2)

 本題とはあんま関係ないが、天才はいかにして生成するか、というのはある。というか、いっしょくたにしてはマズいのかもだけど、たとえば『週間少年サンデー』に連載されている『ブリザードアクセル』(鈴木央)とか、『週間少年ジャンプ』の『ユート』(ほったゆみ・河野慶)とか、このふたつはたまたま氷上スポーツが題材であるわけだけれども、それよりも僕が気にかかるのは、共通して、それらに登場する保護者がものすごく子供に無関心だという点で、ここいらへんの在り方というのは、今ぱっと思いついた例でいうと『巨人の星』(梶原一騎・川崎のぼる)における親父さんとは、百億光年ぐらいの隔たりがあるな、と思うのだ。そして少年たちは、親から強要されたわけでもなく、自分が熱中できるものを、家庭外に見つけて、その才能を開花させてゆく、と。そういったことに関しては、ぶっちゃけて、この国の大人が子供にとっての将来の指標にならない、という事態を、おそらくは無意識的に感知している結果なのかもしれないけれども、そうして出来たものが普通に流通してしまう状況は、ものすごくアパシーで、僕なんかは怖くなる。で、このマンガである。このマンガの場合、そういったアパシーがあまりないのは、保護者がじつの両親ではないというのと、あと、保護者が主人公に対して無関心なのではなくて、むしろ悪感情を露わにしているという、そのネガティヴな積極性によるものなのだと思う。見ようによっては、一時代前の古くささを感じさせる。だけど僕にとっては、こっちの表現のほうがよっぽど正常である。たとえそれが負のものであれ、家庭内にコミュニケーションへの欲求が存在しているという意味で。いや、ほんとうに。

 さて。しかし、このマンガは、ふつうに野球マンガとして、ものすごくおもしろい、燃えるのだった。そのことについては、次巻以降に書きます、たぶん。あ、これ、ぜんぜんレビューになってないや。ま、いいか。

 第1巻について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ。
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巨人の星
Excerpt: 巨人の星『巨人の星』(きょじんのほし)は、梶原一騎原作、川崎のぼる画の、いわゆるスポ根野球漫画。主人公の星飛雄馬は、父一徹により幼年時から野球のための英才教育を施される。プロ野球の読売巨人軍に入団後、..
Weblog: 【巨人の星】
Tracked: 2005-05-13 03:56