ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年02月24日
 ヤスコとケンジ 4 (4)

 全4巻というヴォリュームは、こうした女性マンガ誌の連載作にあっては、けして少ないほうではないけれども、逆にそれが不思議なぐらい、最後まで冴えたところのない内容になってしまったのが残念で仕方がない、アルコの『ヤスコとケンジ』であるが、その原因を考えてみるに、もともとあった読み切り作(これはよかったのだが)の設定を、長尺へと引き伸ばすにあたって、ストーリーの部分にしっかりとした地盤がつくれなかったためではないだろうか。そのことを誤魔化すかのように、異様に高いテンションでびゅんびゅんとコマは進むのだが、しかし、それがページを埋めるための作業でしかないみたいに、ほとんど無駄だと思えるカットが大半を占めてしまっていて、コメディとして見た場合でも、1、2コマで済ませばよさそうなところを倍以上の数のコマで描いているため、正直、テンポが悪い。いやまあ、箸が転んでもおかしい年頃の女性ならば、もしかするとこれぐらいが丁度いいのかもしれない、が、短篇で持たされた期待が大きかっただけに、序盤からの懸念が払拭されないまま終わってしまったのが、くやしい。

 2巻について→こちら
 1巻について→こちら

 『三つ編と赤い自転車』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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