ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年02月16日
 グ・ラ・メ!~大宰相の料理人 1 (1)

 総理大臣阿藤一郎は、政治の場における食の役割を大きく考えるため、〈吉田茂首相以来約60年ぶりに官邸料理人を復活させることにした!!〉のだった。そして選ばれた25歳の若き女性料理人、一木くるみの心づくしが、首相官邸を訪れる様々なゲストを驚かせる。その活躍の描かれた『グ・ラ・メ!〜大宰相の料理人〜』の1巻である。このマンガの主人公であるくるみは、同じく西村ミツルが原作をつとめた『大使閣下の料理人』の主人公大沢公の弟子という設定であるけれども、けっしてスピンオフ的な内容というのではなくて、完全に一個の作品として独立している。とはいえ、『大使閣下の料理人』と比べてしまうと、大崎充の絵柄には、まあ女性の可愛らしさはあるのだろうが、ストーリーのレベルに関してキュートさはあまりなく、いやいや、たとえば『大使閣下の料理人』の前半における、大沢への片想いを募らせるベトナム人ホアのときめき具合などはここにはないので、ぱっと読むかぎり、料理マンガ特有の臭み、つまり料理が登場人物に奉仕するよりも、まずメッセージありきの部分が、やや強めに出てしまっており、あんがい間口は狭くあるように感じられる。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(07年)
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