ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2007年02月09日
 空手婆娑羅伝銀二 1 (1)

 年上の高校生すらも簡単に叩きのめすほどにケンカには絶対の自信を持つ中学生、長尾銀二は、仲間の敵討ちと腕試しを兼ねて、実践空手集団正如会館の道場へと乗り込む。余裕の表情でそれを迎えた黒帯の二人は、しかし、銀二の恐るべきポテンシャルに気づかされるのであった。野部優美の『空手娑婆羅伝 銀二』1巻である。絵柄も含め、いっけんヤンキー・マンガを思わせるニュアンスを多く持ちながらも、しかしヤンキー・マンガとしては読めず、あくまでも格闘技マンガのジャンル下にある作品として成立させられているという点からは、やはり『月刊少年チャンピオン』の連載作であるSP☆なかてまの『B.M.N.』との共通項が見いだせなくもない。むろん、不良が強さに憧れ格闘家を目指す、というのは、大昔からの格闘技マンガにおける基本路線ではないか、と思われる向きもあるかもしれないけれど、格闘技を描くマンガと不良を描くマンガのつくりが、たぶん90年代に、前者であるならば板垣恵介の『グラップラー刃牙』あたりを、後者なら高橋ヒロシの『クローズ』らへんを、おおまかな目安に様変わりしてきたとの傾向がある以上、それ以降に位置した一種のニュースクールだといえる。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ(07年)
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Excerpt: 黒帯黒帯(くろおび)とは、武道(柔道・空手道|空手・合気道など)で初段以上の有段者が締める帯|帯。ただし袴をはく武道の場合、締めない事もある。Kuroobiはそのまま英語圏でも通用する単語となり、強者..
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Tracked: 2007-10-25 12:03