ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年07月21日
 二宮くん好きを公言して憚らないにもかかわらず、テレビ・ドラマ『南くんの恋人』は見逃しがちな僕であるけれども、もちろんARASHIのニュー・アルバムは、聴く。『いざッ、NOW』というタイトルは、「誘う(いざなう)」とかけてあるのだろうけれど、とりあえず、そんな駄洒落のことはどうでもいい。
 前作ぐらいから、かなり櫻井くんのラップ・パートが少なくなってきていて、路線としては完全にアイドル歌謡なわけだけれども、SMAPほどゴージャスでもなく、KinkiKidsほどキラキラしていない、V6ほどダンサブルでもなければ声も重ねない、ある種の素朴さが、ARASHIというグループの売りになっていると思う。歌詞にしたって、「冴えない感じの僕」が共通した主題として存在していて、そのことがアルバムに統一感のようなものをもたらしている。
 とはいえ、だ。やはり櫻井くんのラップは異常である。本格派とは縁遠いが、しかし、どのヒップ・ホップ・スターをロール・モデルに置いているのかわからない、なぜそこまでダミ声にこだわるのかというほどの不機嫌さと、押韻を無視し言葉の数が楽曲からはみ出してしまっているその独特なスタイルは、HYとかオレンジレンジとか、同世代のミクスチャー・バンドにおけるラップの上の、そのさらなる上のレベルをいっている(言い過ぎ!)。
 僕がゲットしたのは、当然のようにDVD付のヴァージョンであるので、そのDVDの内容にも触れておかねばなるまい(義務なのだ)。これまでに作られたPVから、ファン投票で選ばれた上位5曲を収録したDVDは、その初々しさが大人の表情へと変る、そういう場面場面の記録として成り立っていると思う。松本くんは、『ナイスな心意気』のクリップがいちばん好きだと言っているが、僕もじつは『ナイスな心意気』の内容がいちばん好きであって、それがここには収められていないのが、とてもとても残念なのだが、しかし、デビュー曲である『A・RA・SHI』のPVはひさびさに見たわけだけれど、いやあ、これものすごく格好いいじゃないか。
 とくに光っているのは、やはり二宮くんである。ダンスの最中、顔はほとんど俯き調子なのに、体は驚くほど前のめりに傾いている。踊りのことはよくわからないが、しかし、その俊敏さは、他のメンバーと比べると、あきらかに抜きん出ており、(当時は無口キャラだった)二宮くん個人の自己主張としてこちらに訴えかけてくる、そのような不敵さを備えている。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽。
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